ヘリコバクターピロリ菌の除菌
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現在、抗生物質の投与によってヘリコバクターピロリ菌を除菌する方法があり、この方法で一週間ほど薬を飲めばヘリコバクターピロリ菌は除菌されます。
しかし、この方法はただヘリコバクターピロリ菌が存在しているだけの状態では行わない方がよく、主に胃潰瘍や十二指腸潰瘍にかかった人に対して行われています。
なぜこの方法を行わないほうがよいのかというと、副作用もそうですが、除菌に失敗してしまった場合に耐性菌、要するに抗生物質で除菌されないヘリコバクターピロリ菌が新たにできるおそれがあるからです。抗生物質の投与によってヘリコバクターピロリ菌の除菌ができる人はおよそ9割といわれており、つまり残りの1割の人はヘリコバクターピロリ菌の除菌ができません。
ヘリコバクターピロリ菌を除菌すると胃癌にならない?
ヘリコバクターピロリ菌と胃癌に関係があるようだということは少しずつ明らかになってきましたが、このヘリコバクターピロリ菌を胃から取り除けば胃癌の発生率は下がるのでしょうか。
愛知県がんセンターの研究によりますと、ヘリコバクターピロリ菌を除去すれば胃癌の発生率が確かに下がるという結果がでています。その発表の一部によりますと、この研究を指導した立松正衛副所長は、投薬によるヘリコバクターピロリ菌の除菌を行いながら感染しない環境を作っていく重要性を唱えるとともに、若い世代のヘリコバクターピロリ菌感染率が今後も低くなっていけば、胃癌の発症率が将来驚くほど減る可能性もあるとしています。
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